Kurahi 2.3.0
English: Kurahi 2.3.0
Kurahi 2.3.0 は、Business エディションを、企業がすでに使っているシステムの上で動く機能パックに します。見積と購買を加え、オートパイロットがモデル API や自社マシン上のモデルで推論できるように なりました。Kurahi は KODA SōKEN チームが開発しています。変更の一覧は 変更履歴をご覧ください。
2.3.0 でできること:
- 自社の価格表から見積書を準備。 見積依頼は、Word と Excel の見積書を添えた案件になります。 金額と税率ごとの消費税は Kurahi が計算し(インボイス制度)、価格表にない品目は【要確認】と表示します。 未確定の品目がある見積書は、暫定見積としてのみ出せます。送付は常に人が行います。
- 相見積の比較と発注書の下書き。 案件ごとに仕入先の見積(CSV または Excel)を保存して比較し、 人が選んだ仕入先を記録して、仕入先ごとに発注書を下書きします。
- 部門をまたぐ業務。 連携案件が複数部門の手順と依存関係を管理し、止まった案件をエスカレーション します。パックのワークシートからコンソールで開始できます。
- 必要な期間だけデータを保持。 署名付きマニフェストによる保持期間ルール、リーガルホールド、 eDiscovery 出力、マイナンバーの保護、本人からの開示等の請求(個人情報保護法)。
- コマンドライン型のモデルなしでオートパイロット。 OpenAI 互換のモデル API またはローカルの Ollama モデルで推論できます。内容を社外に出す必要はありません。
新機能
「新機能」の見出しBusiness エディション
「Business エディション」の見出し- 見積管理: 価格表は CSV(UTF-8 または Shift_JIS)または Excel(.xlsx)。消費税は税率ごとに 文書単位で一度だけ端数処理。改訂版(R2、R3…)は置き換える版を明記し、承認は特定のファイルに ひも付きます。社内の期限より古い価格表は、人の確認が必要です。
- 購買: 相見積の比較(最大 20 社・200 品目)、仕入先選定の記録(最安値以外を選ぶときは理由が必要)、 元の見積シートをひも付けた発注書の下書き。
- 機能パック: 販売見積、従業員依頼、人事業務、契約・履行義務、経営管理。それぞれフォーム、承認ルート、 チェック、日英のガイドを備えます。各パックのページに、含まれないものを明記しています。
- 部門をまたぐ案件・引き渡し・通知: 連携案件、承認から完了までの引き渡し追跡(支払いの完了を 証明できるのは人のみ)、アプリ内通知、委任先が使う前の委任の取り消し。
- 添付の PDF・Office 文書のプレビューと、大量の業務キューの高速化。
オートパイロット
「オートパイロット」の見出しbackend: api: ルーチンで<provider>/<model>(例:sakura/…、Qwen のエンドポイント、ollama/<model>)を指定します。リクエストにツールは含めません。ツール呼び出しを含む応答、 トークン上限で途切れた応答、フィルターされた応答、拒否された応答は、理由を記録して破棄します。 同じマシンまたはプライベートネットワーク上のモデル以外は HTTPS が必須です。- ローカルモデル: ローカルの Ollama モデルには、収集した内容が収まるコンテキストを指定し、
プロンプトがコンテキストを使い切った応答は破棄します。呼び出しはルーチンの
timeoutSeconds(最大 900 秒)まで待ちます。 - エンジンが実行できない推論バックエンドを指定したルーチンファイルは、読み込み時に拒否します。
データガバナンス
「データガバナンス」の見出し- 設定の
governance:データの種類ごとの保持期間と署名付きの削除マニフェスト、リーガルホールド、 監査ログと証跡の最低保持期間、eDiscovery 出力、個人情報(マイナンバーほか)の扱い、本人からの請求。
Kurahi Desktop
「Kurahi Desktop」の見出し- Desktop 0.5.0 は変更なく 2.3.0 で動作します。インストーラーはこのリリースに添付しています。
修正
「修正」の見出し- シンボリックリンク経由のフォルダー(macOS の
/var、/tmp)にあるプロジェクトのファイルは、 実際のパスがプロジェクト内であれば受け付けます。 - 価格表は、大きすぎるセルや重複した品目コードを推測で扱わず、拒否します。
2.2.0 からのアップグレード
「2.2.0 からのアップグレード」の見出しkurahi update(または --version 2.3.0 を付けた install.sh / install.ps1)で通常どおり
インストールできます。アップデートをご覧ください。2.2.0 の設定はそのまま
読み込まれ、新機能は設定するまで無効です。標準版とエンタープライズ版のパッケージは 2.2.0 と同じ
形で公開し、オプションのプラグインは .sha256 付きの kurahi-<id>-2.3.0.tgz として公開します。
ロールバック
「ロールバック」の見出しinstall.sh --version 2.2.0(Windows:install.ps1 -Version 2.2.0)で 2.2.0 を再インストール
できます。アップデートをご覧ください。2.2.0 を起動する前に:
- 設定ファイルから
governanceを削除してください。 2.2.0 は知らないキーを含む設定を受け付けず、 そのファイルを使いません。 reasoner: { backend: api }のルーチンは 2.2.0 では動きません。codex-cliかclaude-cliに 切り替えるか、一時停止してください。- 2.2.0 は
overrideOutcomeを使う業務キューのルールや 2.3.0 のパックを知らず、そのポリシーファイルを 拒否する場合があります。先に該当プロジェクトを一時停止してください。2.3.0 で作成した見積、 連携案件、引き渡しはディスクに残りますが、2.2.0 にはそれらの画面やツールがありません。
補足
「補足」の見出し- Kurahi はセルフホスト型です。サーバーと、選んだモデルの提供元の費用は Kurahi とは別です。
- すべての添付ファイルのチェックサムは
SHA256SUMS.txtとSHA256SUMS-desktop.txtにあります。