Office ドキュメント
English: Office documents
3つのエージェントツール(プラグイン extensions/office)が、現在のプロジェクトフォルダに
Officeファイルを書き出します。内容はモデルが構造化したJSONで渡し、レイアウトはツールが固定の
落ち着いたデザインで描画します。同じ指定からは常に同じファイルができます。ファイルはゲートウェイ
ホスト上で Office Open XML として直接生成され、Officeのインストール、クラウドサービス、ネットワーク
通信は一切使いません。ファイルはプロジェクトフォルダにのみ書き出され、どこにも送信されません。
| ツール | 出力 | 内容 |
|---|---|---|
office_pptx_create |
.pptx |
16:9 のスライド:表紙、見出し・箇条書き・KPIカード・ネイティブグラフ・注記・ノート付きの本文 |
office_docx_create |
.docx |
タイトル、サブタイトル、見出し(1〜3)、段落、箇条書き、表、フッターとページ番号 |
office_xlsx_create |
.xlsx |
太字で固定された見出し行、型付きセル、列幅の自動推定、列ごとの表示形式 |
書き出し先
「書き出し先」の見出しpathはプロジェクトフォルダからの相対パスです(例:output/review.pptx)。ファイル名だけの 場合は、output/が書き込み可能ならそこへ、そうでなければプロジェクトの最初の書き込み可能 フォルダへ書き出します。存在しないサブフォルダは作成します。- 拡張子はツールと一致している必要があります。ファイル名はアップロードと同じ規則で整えます (制御文字やWindowsで使えない文字を除く)。
- 拒否されるもの:絶対パス、
..、プロジェクトが書き込み可能としていないフォルダ(読み取り専用 フォルダを含む)、_answer-keysなどの除外フォルダ、途中のフォルダやファイル自体がシンボリック リンクの場合、完全性レジストリに登録されたファイル、既存ファイル(overwrite: trueを指定 しない限り)。 - 同じフォルダの一時ファイルに書いてから名前を変えるため、書きかけのファイルが見えることは ありません。
プロジェクトのモード
「プロジェクトのモード」の見出し使えるのは、モードが 実行(Act) のプロジェクトのチャットだけです。参照(Read) と
計画(Plan) では拒否されます(プロジェクトのガードがツールを提供せず、ツール自身もモードを
再確認します)。プロジェクト外では not_in_project で拒否します。
office_pptx_create
「office_pptx_create」の見出し{ "path": "output/h1-review.pptx", "title": "2026年度 上期 売上レビュー", "subtitle": "営業本部", "badge": "架空データ・テスト資料", "footer": "社外秘", "page_numbers": true, "slides": [ { "heading": "売上は前年比 12% 増", "bullets": ["東日本が牽引", "新製品の寄与"], "kpis": [{ "label": "売上高", "value": "¥4.2億" }], "chart": { "type": "column", "categories": ["4月", "5月", "6月"], "series": [{ "name": "2026", "values": [110, 140, 150] }], "number_format": "#,##0" }, "note": "※ 数値は架空です", "speaker_notes": "東日本の伸びを強調する。" } ]}badge:全スライドの右上に表示する短いラベル(例:テスト資料の表示)。footer:全スライド 左下のテキスト。page_numbers(既定 true):本文スライド右下に「n / N」。- グラフは編集可能なネイティブのPowerPointグラフです(
columnとbarは集合、lineは折れ線)。 データはブックとして埋め込まれ、「データの編集」が使えます。系列は最大4、項目は最大24で、 各系列は項目ごとに1つの値を持ちます。title、number_format、data_labelsは任意です。 - 文字サイズは枠に収まるよう調整します。フォントは英数字・日本語とも游ゴシック(Yu Gothic)で、 無い環境ではOfficeがサンセリフ書体(例:メイリオ)に置き換えます。
- 最上位の
speaker_notesは配列で、本文スライドのノートを順番に指定できます。スライド自身のspeaker_notesが優先です。
office_docx_create
「office_docx_create」の見出しblocks は type を持つオブジェクトの配列です。
type |
項目 |
|---|---|
heading |
text、level(1、2、3。既定 1) |
paragraph |
text(改行は保持) |
bullets |
items(文字列) |
table |
header(最大12列)、rows(文字列)、任意の caption |
最上位:title、任意で subtitle、footer、page_numbers(既定 true、「n / N」)、
page_size(既定 A4、または Letter)、language(既定 ja、または en)。
office_xlsx_create
「office_xlsx_create」の見出し{ "path": "output/sales.xlsx", "sheets": [ { "name": "月次", "header": ["月", "売上", "前年比", "締め日"], "rows": [["4月", 68000000, 0.097, "2026-04-30"]], "column_formats": ["", "#,##0", "0.0%"] } ]}- セル:文字列、数値、真偽値、
null(空)、ISO形式の日付(2026-04-30、2026-04-30T18:00)。 日付はExcelの日付として保存します。 - 文字列は常に文字列として保存し、数式にはしません。
=で始まるセルも文字列のままです。 - シート名:31文字以内、
[ ] : * ? / \を含まず、重複しないこと。
上限
「上限」の見出し| 項目 | 上限 |
|---|---|
| スライド | 表紙を含め40枚 |
| 1枚あたりの箇条書き / KPIカード | 4 / 3 |
| グラフの系列 / 項目 | 4 / 24 |
| 見出し / 箇条書き / 注記の長さ | 160 / 300 / 300 文字 |
| 文書のブロック / 表の列 | 2,000 / 12(表1つにつき500行) |
| ブック | 20シート、200列、50,000行、1,000,000セル |
| ファイルサイズ | 20 MB |
上限を超える指定は、項目名を示すメッセージで拒否します(例:
slides[2].bullets: at most 4 items (got 5))。その場合は何も書き出しません。
監査ログ
「監査ログ」の見出し呼び出しごとに監査ログを1行記録します(office.pptx.create、office.docx.create、
office.xlsx.create)。記録するのは結果、ファイルの種類、バイト数、件数(スライドとグラフ、
ブロックと表、シートと行)だけで、内容やファイル名は記録しません。
有効化
「有効化」の見出しプラグインは既定で無効です。すべてのプロジェクトのセッションで使うには
kurahi config set plugins.entries.office.enabled true を実行します。マニフェストは
"projectScope": true を宣言しているため、プロジェクトテンプレートに "plugins": ["office"]
と書けば、そのテンプレートから作ったプロジェクトだけで有効にできます。
生成したファイルは Microsoft Office と LibreOffice で開けます。ゲートウェイの文書チェック
(src/projects/documents.ts)は .pptx を含む3種類すべてを認識し、.pptx のスライドの
テキストもエージェント向けに抽出します。