4 段階の自律レベル
ルーティンごとに一つのレベルを、貴社の管理者がファイルで設定します。そのレベルが上限です。
| レベル | 名称 | オートパイロットが単独で行えること |
|---|---|---|
| L0 | 観察 | 読む・分類する・報告する。操作は一切なし。 |
| L1 | 準備 | 案件、返信の下書き、下書きへの添付、文書、アプリ用フォルダーへのアップロード、日程候補。 |
| L2 | 社内で実行 | 取り消し可能な社内操作:ファイリング、回付、担当割当、社内記録の更新。 |
| L3 | ポリシー内で社外へ | メール送信などの社外への操作。すべての宛先、テンプレート、1 日の上限をカバーする有効な常設承認がある場合のみ。 |
どのレベルでも自律では行わないこと
すべてのエディションで、これらは可能なところまで準備し、人がワンクリックで判断します。
- 支払い
支払いの実行をルーティンが行うことはありません。
- 口座情報の変更
変更の提案があると、案件に不正の疑いのフラグも立ちます。
- 契約・署名
レビュー用に準備するだけで、署名はしません。
- 人に関する判断
人に関する法務・人事上の判断。
- 認証情報・権限の変更
認証情報と権限は人が管理します。
- データの削除
ルーティンがデータを削除することはありません。
- フラグ付きの案件
不正、フィッシング、プロンプトインジェクション、悪意のある添付ファイル。操作は一切行いません。
L3 は常設承認(対象・上限・有効期限を事前に定めた承認)の範囲内でだけ動く
- 指定した宛先とドメイン、またはリポジトリなどの指定した対象
- テンプレート(メール送信では必須)
- 1 日の上限と、最長 90 日以内の有効期限
- 理由の記載。作成・取り消しは人だけが行え、使用はすべて監査されます
実行の流れ
スケジュールに加えて、新着メール、案件の変更、期限、ファイルによるリアルタイムのトリガーに対応し、実行回数の上限とループ防止を備えています。
どのモデルが何をするか
Kurahi は複数の場面でモデルを使います。それぞれがどこで動き、何を受け取るかを示します。
| Kurahi の機能 | モデル | モデルが受け取るもの | 状況 |
|---|---|---|---|
| エージェントとの対話(チャット・業務コンソール) | クラウド、セルフホスト、ローカルのモデル、IBM watsonx.ai | 会話と、そのエージェントに許可したツール | 提供中 |
| 推論を行うオートパイロットのルーティン | ツールを持たないコマンドライン型のバックエンド:Codex CLI または Claude CLI | 収集した内容をデータとして明示し、セッションのない空のフォルダーで実行 | 提供中 |
| オートパイロットの点検と朝のブリーフ | なし:エンジンが計画を作成 | なし | 提供中 |
| Industrial の解析と設計書 | なし:解析エンジンによる処理 | なし。同じソースからは同じ文書 | 提供中 |
推論を行うルーティンは、収集した内容を、設定したバックエンドの背後にあるモデルサービスにのみ送ります。点検、朝のブリーフ、Industrial の解析は、モデルに何も送りません。
自律は獲得するもの。前提にはしない
実績からの提案
エンジンが 30 日分の証跡を読み、一段階の変更を提案します。20 件以上の案件で修正が 5% 以下かつ失敗した実行がなければ引き上げ、10 件以上で修正が 20% 以上なら引き下げです。
承認するのは人だけ
提案はレビューのための推奨であり、保証ではありません。人が、実際に確認された作業の量と、新しい範囲をカバーしているかを確かめたうえで、理由を添えて承認または却下します。ルーティンファイルのレベルが上限であることは変わりません。
自動の引き下げ
ウォッチドッグが作動したとき、またはルーティンが作成した案件に人が重大なエラーを報告したとき、レベルは直ちに一段下がります。
ウォッチドッグと緊急停止
挙動ウォッチドッグ
すべての実行を、操作の前にそのルーティン自身の基準値と比べます。パターンを外れた実行は何も実行せずにルーティンを一時停止し、再開できるのは理由を添えた人だけです。
全ルーティンの停止
ひとつの操作で、すべてのプロジェクトのすべてのルーティンを一時停止し、人が解除するまで新しい実行を止めます。
緊急停止ファイル
サーバー上に STOP ファイルがある間は、API に届かない状況でも、どのルーティンも実行されません。
すべての実行に署名付き証跡
実行ごとに、ハッシュチェーンでつながったイベントログと署名付きマニフェストを記録します。読み取った内容、モデルの提案、一つひとつの判定、その根拠となった承認が残り、メールの本文やアドレスは保存しません。各記録は前回の実行を参照してルーティンの履歴をつなぎ、誰でもオフラインで検証できます。
記録されたデータだけから作る朝のブリーフで、処理された内容とあなたの判断を待つ案件を、一人ひとりにお知らせします。
オートパイロットのドキュメント製品画面
見えて、制御できる自律
Kurahi オートパイロットの実際の画面です(サンプルデータで表示)。
レベルを下げるウォッチドッグ
ルーチンが安全上の上限を超えると、ウォッチドッグが自律レベルを下げて一時停止します。再開できるのは、人が理由を記入したときだけです。

自律は実績で得るもの
より高いレベルは、30 日間の証跡(実行、修正、要確認)に基づいてのみ提案されます。人が理由を記入して承認または却下し、ファイルの上限を超えることはありません。

すべての実行を記録
実行ごとに準備・要確認・拒否・処理済みの件数を記録し、署名付きの証跡をすぐに確認できます。

朝のブリーフで状況を把握
夜間に準備されたもの、要確認になったもの、あなたの判断を待つもの。署名付きの記録から作られます。

