AIガバナンス

AIガバナンス

Kurahiはエージェントが動くランタイムであり、監督の仕組みを組み込める場所です。このページでは、Kurahiが提供する仕組みを説明します。AIシステムが責任ある形で使われるかどうかは、各組織の設定と利用方法にも左右されます。

人間による監督

  • ツールの種類ごとに、実行前に担当者の承認を必須にできます。承認はターミナルまたはチャットチャネルで行えます。

    根拠:Policy as code · Capabilities in this release

  • 一つのコマンドで全エージェントを即時停止できます。実行中のジョブは中止され、停止状態は解除するまで再起動後も維持されます。

    根拠:Security overview

透明性

  • すべてのジョブを、入力・ツール呼び出し・出力をまとめた署名付きの証跡バンドルとして書き出し、オフラインで検証できます。

    根拠:Evidence bundles

  • AIインベントリは、全エージェントのモデル、ツール、ポリシールール、チャネルを署名付きファイルとして一覧化します。

    根拠:AI inventory

アカウンタビリティ

  • ポリシーによるすべての判定は、判定した条項とともにハッシュチェーンの監査ログに記録されます。

    根拠:Policy as code · Security overview

  • ポリシー自体が所有者の鍵で署名され、enforceモードでは未署名または改変されたポリシーは拒否されます。

    根拠:Policy as code

プライバシー

  • コンテキストガードは、ツールの結果に含まれる個人情報を、モデルに渡る前にプレースホルダーに置き換えます。画像は検査されず、検出はパターンによります。

    根拠:Context guard

  • モデルの実行場所は、同じマシン上や日本国内でホストされるモデルサービスなどから選べ、テレメトリは送信しません。

    根拠:Deployment and data boundaries · Privacy statement

安全性とセキュリティ

  • 署名付きのポリシーで、エージェントごとのツール、モデル、チャネル、パス、予算を制限します。

    根拠:Policy as code

  • 認証情報を明示的に分離すると、各エージェントは付与された認証情報だけを参照します。

    根拠:Gateway security: credential isolation

  • ランサムウェアの検知機能は、大量暗号化を検知すると全エージェントを停止します。検知の機能であり、完全な防御ではありません。

    根拠:Ransomware detection (shield)

AI事業者ガイドラインとの関係

「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」(令和8年3月31日、総務省・経済産業省)は、AIに関わる事業者の指針を示しています。Kurahiは、その共通の指針のいくつかを支援できるよう設計されています。ガイドラインへの準拠や認証を主張するものではありません。

共通の指針Kurahiの支援の仕組み
人間中心重要なツールの種類に対する担当者の承認、緊急停止。
安全性ツール・モデル・予算を制限する署名付きポリシー、ランサムウェアの検知。
プライバシー保護コンテキストガード、モデルの実行場所の選択、テレメトリなし。
セキュリティ確保認証情報の分離、起動時の整合性ゲート、外部アダプターの互換性契約。
透明性署名付きの証跡バンドル、AIインベントリ。
アカウンタビリティ判定条項を記録するハッシュチェーンの監査ログ、署名付きポリシー。
公平性ランタイムでは対応していません。選択するモデルとデータ、およびその使い方によります。

AI事業者ガイドライン(総務省)

製品画面

画面に表れる統制

このページで説明した統制を、Kurahi コンソールの画面でご覧ください(サンプルデータで表示)。

止めるべきものを止めるチェック

ブロック対象のチェックが不合格になると(ここでは振込先変更の不正疑い)、承認が止まり、判断したポリシーの版が記録されます。

振込先変更の不正疑いで不合格になったブロック対象のチェック

判断は人だけが行う

すべての承認ルートに必要な承認者数と職務分掌。エージェントは承認できません。

承認 0/2、職務分掌 有効の電子承認の画面

人が管理する自律

レベルは証跡に基づく人の判断でのみ変わり、ウォッチドッグは下げることしかできません。

人の判断を待つ自律レベルの提案

すべての実行に証跡

実行ごとに、読んだもの、モデルの提案、各判断を記録し、オフラインで検証できます。

実行の証跡を確認できるオートパイロットの実行の概要